貧血の中には、スポーツ貧血と呼ばれる症状も存在します。
スポーツで発生するものには、「鉄欠乏性貧血」と「溶血性貧血」の2つがあります。
スポーツが貧血を発症させる原因は、溶血性貧血の場合では、ハードなスポーツを継続的に行なうことによって、赤血球の溶血が促される可能性があるためです。
これは、特に足を酷使するスポーツに多いとされています。
そして、鉄欠乏性の症状に関しては、まだ正確には解明されていないようです。
しかし、大まかな理由としては、過度のスポーツによる体調の悪化や負担、睡眠不足、ストレス過多などが要因とされています。
スポーツを日常的に行なう人にとっては、鉄分が不足して赤血球が減少することは、酸素運搬の悪化にもつながるため、運動面でも不利な状態となります。
特に、マラソン等のハードな有酸素運動を行なう人にとっては、デメリットの大きさは計り知れません。
スポーツ貧血は、血液中のヘモグロビンや血清鉄の数値により診断できます。
ヘモグロビン数値の場合では、男性の場合が14〜18グラム/dlで、女性が12〜16g /dl以下になると、貧血症状と診断されます。
血清鉄に関しては、男性が 50〜200μg/dlで、女性が40〜180 μg/dl以下になると疑われます。
一般的には、ヘモグロビン数値の検査のみでも症状の診断は可能ですが、診断の確実性とスピーディーさを求めるならば、同時に血清鉄の数値検査も行なったほうがベターです。
現在、スポーツ貧血の一番の対策は、食生活の改善であると言われています。
食生活では、鉄分とたんぱく質、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCなどを積極的に摂取します。
これら摂取量に関しては、スポーツの度合いによっても変化しますが、例えばマラソンを日常的に行なう人の場合では、通常の2倍程度の量は摂取する必要があるとされています。
そのため、食生活だけでは補えない場合も考えられますので、サプリメントも併用するのがお勧めです。
激しいスポーツを行なう人ほど、体内の栄養素の消費が激しいことは確実なので、それを考慮したうえで、貧血対策としての食事とサプリメントを摂取しましょう。