子供の貧血で一般的なものは鉄欠乏性貧血です。
原因は鉄分の不足により起こるものですが、身体の発育が終わった大人と違って、発達途中の子供にとっては、厄介な症状だと言えます。
鉄分が不足することによって、記憶力や集中力が低下し、勉強にも悪影響を及ぼす場合があるとされます。
また、鉄欠乏性によりヘモグロビンが減少し、それにより酸素運搬の効率が悪くなることで、運動面においてもデメリットが大きくなります。
子供の鉄欠乏性貧血の特徴としては、息切れ、めまい、動悸、疲れやすさ、など一般の大人と同じ症状ですが、乳児や幼児の場合では、顔色が青白くなり、食欲の低下、機嫌が悪い、などの症状が目安となります。
子供の貧血対策は、大人の場合と何ら変わりありません。
長期間の放置による極度の貧血症状ならば、病院での血液検査を行ない、その後は鉄剤の服用と食事療法を併用しながら治療を目指します。
しかし、軽度の症状の場合ならば、普段の食生活の改善や、サプリメントの摂取などでほとんど改善するのが普通です。
ただし、乳児や幼児の場合ではサプリメントは服用できないので、フォローアップミルクを活用して予防を行なうのが良いでしょう。
また、脳の低血圧の一種である脳貧血の場合は、鉄欠乏性の症状ではないので、鉄分の補給を行なっても症状が良くならないのが普通です。
脳貧血に関しては体調の悪化が要因となっているため、偏食や欠食を避け、過度のストレスを溜めないこと、そして睡眠の時間と質を確保する必要があります。
子供の貧血予防に適した食事は、鉄分とたんぱく質、ビタミンB12、葉酸を豊富に含む食材です。
これには、レバーやほうれん草などが有力とされていますが、最近では「こうや豆腐」が注目されているようです。
こうや豆腐は、たんぱく質と鉄分のバランスが良く、他にも各種栄養素がバランスよく含まれており、子供の貧血予防の食材として適しています。
しかし、ビタミンB12と葉酸に関しては、余り含まれないため、この2つの栄養素を多く含む食材のレバーを活用すると良いでしょう。
そして、乳児や幼児に関しては、レバーを加工したレバーペーストを活用するのがお勧めです。