貧血と言えば鉄欠乏性の症状が一般的ですが、他にも再生不良性、溶血性、脳貧血など、様々な種類があります。
これら貧血治療では、一般的に鉄剤の服用や食事療法で改善を図るのが基本です。
ただ、腎臓疾患などが要因となり発症する症状もあるので、いずれにしても貧血特有の症状が表れたら血液検査を行なって診断するのが先決です。
また、脳貧血に関しては、全く異なる症状のため、これといった治療法はなく、普段の生活スタイルを改善させることが一番の改善法となります。
例えば、睡眠不足の解消や、ストレス解消、また脳貧血と関連の深い症状であるいびきを改善すると、症状を抑えることができる場合が多いです。
自己免疫性溶血性貧血は、後天性の溶血性貧血の中で一番多い症状です。
これは、赤血球が破壊されるという病気で、一般的な症状の他にも、黄疸が発生するのが特徴です。
治療法としては、まず副腎皮質ステロイドの処方を行ない、それでも改善しない場合には、免疫抑制剤を使用します。
また、症状の悪化によっては、輸血が必要となる症状でもあります。
自己免疫性溶血性貧血は、悪性腫瘍や免疫に関する疾患が要因となり発生することが多く、非常に厄介な症状であるため、身体の皮膚や眼球が黄色くなる黄疸が見られた際には、直ぐに医師の診断や治療を受けるべきです。
再生不良性貧血は、生まれつきの体質や、薬物や化学物質が要因で発生することが多い病気です。
この症状は、通常の鉄欠乏性の症状の他にも、紫色のあざの発生、血尿、粘膜からの出血などが特徴的です。
治療法に関しては、血液をつくる造血機能を促す方法を用います。
具体的には、免疫抑制療法、蛋白同化ホルモン(ステロイド)療法が用いられ、若い年代の人の場合には骨髄移植などの治療も行なわれます。
再生不良性貧血は、最悪のケースでは急性骨髄性白血病へ移行する可能性もある恐ろしい病気ですが、その反面、発症人数が非常に少ないため、必要以上に心配することもないでしょう。