貧血の代表的な症状の一つである頭痛は、ヘモグロビンの減少により、脳へ運ばれる酸素が少なくなることで発生します。
しかし、一般的に鉄欠乏になったからと、すぐに頭痛が発症するわけではないので、実際に頭痛が日常化する場合、かなり以前から鉄欠乏が起こっていた可能性があります。
頭痛に関しては、他の病気の場合にも多い症状なので、それのみでは貧血とは断定はできませんが、同時に立ちくらみ、めまい、疲れやすい、顔色が悪い、肩がこる、などの症状も併発している場合は、貧血である可能性が高いと言えます。
これらの貧血症状は、ほとんどが鉄欠乏性により発症するので、生活習慣に鉄配合サプリメントを摂り入れると、症状が楽になることが多いです。
貧血が原因の頭痛は、頭痛薬を飲んでも一時的に症状が和らぐだけで根本解決にはなりません。
症状の改善には、あくまで貧血を解消させる必要があります。
この対策としては、鉄分、ビタミンB12、葉酸を多く含む食事を摂りつつ、同時に鉄と総合ビタミンのサプリメントを摂取するのが良いでしょう。
症状が過度の場合には、病院や一般市販の鉄剤を服用する必要がありますが、通常は食事療法とサプリメントの摂取で、ほぼ頭痛の予防ができるはずです。
尚、サプリメントについては、薬と違って副作用がほとんどないので、長期的に服用しても特に問題はないとされています。
女性や低血圧の人に多い症状である脳貧血も頭痛を伴う病気です。
脳貧血は、通常の貧血と同様に、脳への酸素不足により頭痛が発症するメカニズムは同じですが、相違点は鉄やビタミンB12、葉酸との関連性が見られないことです。
そのため、貧血由来の頭痛だと思って、鉄分やビタミンを摂取しても改善しないのが普通です。
そのような場合は、まず睡眠時間を7時間〜8時間ていど確保し、疲れとストレスを蓄積しない生活習慣を整えます。
同時に、欠食や偏食を避け、1日3食を心がけるようにすると、頭痛が改善されることが多いはずです。